ビーンブーツが活躍するシーン

ビーンブーツが他のブーツと違うのは、汚れや悪天候をお構いなしで履けるということ。
アッパーが全て革で張られたブーツだと、どうしても汚れやシミが気になります。
ビーンブーツはくるぶしから下が完全防水のゴム素材ですから、足元のコンディションを問いません。
屋外でのスポーツ観戦やガーデニング、もちろん晴れの日のファッションとしても活躍します。
いろんな場面に対応していて、とても使い勝手のいいブーツなのです。

私がビーンブーツのを購入したきっかけは、野外音楽フェスでした。
野外でのイベントなので、当日必ず晴れる訳ではありませんし、前日天気が悪ければ当日晴れても会場はぬかるんでしまいます。
特にステージ付近はぐちゃぐちゃになっていますからね。
天気予報をこまめにチェックしつつも、毎回足元には悩まされます。

私はハンターのレインブーツを持っているので、長靴という選択肢もあったのですが、持って行く際にかさばるし、足首が動かしにくくて歩きづらいのです。
フェスの会場では、ステージ移動からトイレ休憩、飲食ブースまでの移動など、結構な長距離を歩きます。
長靴だと歩きにくいだけでなく、膝下までゴムで覆われるので蒸れるのも難点です。
野外フェスでは、出来るだけ歩きやすくて快適な履物がいいのです。
なおかつ、悪天候に対応して、欲を言えばオシャレな靴が良いのです。
皆さんオシャレな格好で来ますからね。

ゴアテックスの登山靴で来場する人も多いです。
最近の登山靴はカラフルで野暮ったくないですから、ガチガチのアウトドアファッションっていう感じでもないんです。
でも、登山靴って、あくまで「登山」を目的に作られているもの。
不安定な足場で関節を固定して、岩などの接触に耐えられるように頑強な構造になっています。
そんな登山靴を平地で履き続けると、とても足が疲れるんです。
土踏まずあたりが痛くなってきますし、登山に慣れた足の筋肉でも変に疲労してしまいます。

ビーンブーツはソールが柔らかめのゴムですからクッション性があり、足の動きを妨げません。
私は歩きやすさを重視して、『ビーン・ブーツ “6”』を購入しました。
“6”というのはアッパーレザーの長さの事で、他には“8”、“10”があります。
悪路での使用という意味では丈の長い“8”“10”の方が良かったのですが、フェスの時だけじゃなく普段も使うつもりでいたので、洋服に合わせやすそうな“6”を選んだのでした。

もちろんビーンブーツは街中でも大活躍します。
晴れの日に履いてもいいですし、真夏以外であれば一年中履ける万能ブーツなのです。
近年では都心でありえないような大雪やゲリラ豪雨が降ったりしますから、ビーンブーツを持っていれば思わぬ悪天候にも対応できるでしょう。